ピアノを弾くことで集中力を鍛える

今回はピアノを習うことで身に付く集中力についてご紹介いたします。

ピアノで曲を弾くということは多くの作業を同時進行で行います。まずは楽譜通りに自分の両手、両足を動かしながら目と耳でリズムをとる、音程、テンポを刻む、音の長さ、強弱をつける、この一連の流れを行いながら奏でた音を自らの耳で聴く。ピアノを弾いているときというのは同時にたくさんの作業を行い、感覚を一度に統合する必要性があるためとても高い集中力が養われると言われています。

ピアノ楽譜

もちろん初めたばかりの方は手のフォーム・指の使い方、運び方などの基礎から覚えていき、楽譜を読めるようになり、同時にできる作業を少しずつ増やしていくわけですが、レッスンを重ねる事でこの一連の動作ができるようになっていきます。 私もこれまで多くの生徒さんと一緒にレッスンをしてきましたが、小さな子供さんであれば椅子に長時間座っていることでさえも決して容易なことではありません。ピアノに飽きてしまい騒いだり、地べたに座ったりしてしまうというの始めばかりの頃は当たり前ようにありますが、それでもレッスンを重ねることで次第に30分しっかりと椅子に座れるようになり、ピアノをずっと弾くことができるようになっていきます。

ピアノ指の使い方

ピアノを習い始めたばかりの頃は曲を弾くことは簡単にできないことがたくさん待っています。失敗の連続です。ときにはイライラすることも、上手にできなくて嫌になるときも。小さな頃から出来ないことを出来るようにしていく訓練をずっとやり続けるわけですから集中力、忍耐力がつかないわけがないんです(^^♪ピアノ講師をやってきて思うことは、継続してやってきた生徒さんは当然ピアノを弾く技術は向上しますが、技術の向上と同時にピアノを弾く集中力が格段に上がっていると感じます。子供さんを通わせている親御さんからもピアノを習ったことで落ち着いて物事に取り組めるようになりました、などのお声をいただくことがあります。

集中力を養うことでピアノ以外の場でも強みになる

ピアノを弾くことで養われる集中力というのは学業の面、さらに社会へ出たときに自分自身の能力を発揮するための大切な土台になるはずです。子供の頃からピアノを通して訓練されてきた集中する、そして本番で成果を出す。大人になり、難しい課題に直面したときこの力は必ず役に立ちます。いざというときに武器になっていきます。これは子供さんだけではなく、大人の方もにとっても必要になるものだと思います。ピアノを弾くことで多くの良いことが生まれますが今回はピアノを弾くことで「集中力」が身に付くお話でした。

勉強 学習 集中力

ピアノ(音楽)を通して、日々の生活、社会の中で役立つスキル、能力が養われます。こちらも参考にしてください。
ピアノ教室で身につく力